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こんにちは、三連休中日はバリバリ仕事をしている、ヒロ☆総合会計事務所 代表・田淵です!
さて、今日はゼイムオトコシリーズ、最終回!(まあ、New Website立ち上げ後には税務に限らずいろいろなネタでゼイムオトコの続編を展開する必要があるのですが・・・)
『シャチョー』こと起業後数年の短期間で事業を軌道に乗せたベンチャー企業の経営者と、税理士である『ゼイムオトコ』との会話を通じて節税についてわかりやすく解説したいと思います☆
今日のテーマは、『生命保険の活用による節税』です。一緒に勉強しましょう!
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シャチョー:『先生、生命保険を使ったら、思いっっ切り節税出来るって聞いたんやけど、ほんまかなー??』
ゼイムオトコ:『社長、その通りです!ただし、あまり過度な節税はオススメしません。万が一の保障を備えることを第一目的としつつ、節税もする。うまいこと活用しましょう。』
シャチョー:『なるほど。で、具体的には?』
ゼイムオトコ:『長期平準保険等、解約返戻金のある定期保険に加入するのがポイントです。』
シャチョー:『ふむふむ。』
ゼイムオトコ:『定期保険ですが、社長の退職時期に合わせて解約返戻率がピークになるように設計します。そして、退職時期になったら保険を解約し、受け取った解約返戻金を原資として社長の退職金を支払うのです。』
シャチョー:『ほう。』
ゼイムオトコ:『支払った保険料は、通常その1/4~全額が経費となります。そのため、保険料を支払っている間は節税効果がありますが、その反面、解約返戻金に対しては収入として課税されてしまいます。そこで、解約に合わせて退職金を支給することによって収入を相殺すれば課税されることがないのです。』
シャチョー:『なるほどー。スキームっちゅうやつやな。ほんまややこしいスキームや!』
ゼイムオトコ:『最近学んだ言葉をそんな連発せんでも。。。(笑)そうなんです、少々ややこしいですね。生命保険は、保険料を支払って節税することよりも、出口、つまり解約時点のことの方をしっかり考えるべきです!返戻率のピークと社長退職のタイミングがズレてしまうと、何の意味もないですから!』
シャチョー:『なるほど!知人の紹介で安易に保険に入るってのはあきませんな。。。』
ゼイムオトコ:『その通りです!なるべく、我々の助言をもとに慎重に検討して下さい!また、税制改正によって急に税制が変わり、せっかく入った保険の節税効果が半減したり、節税効果そのものがなくなってしまうケースもこれまで多々ありました。そこも気を付けるべき点です!』
シャチョー:『それは怖いなあ・・・・。』
ゼイムオトコ:『最後に、保険の本来の目的はあくまでも「保障」です。お付き合いで保険に入りまくって、保険貧乏にならないよう、くれぐれも注意をお願いします!』
シャチョー:『はい!肝に銘じておきます。ありがとねー。』
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生命保険も倒産防止共済等と同様に一時的にキャッシュは減りますが、うまくやれば後から戻ってくる性質の節税。つまり、お金がなくならない節税。金額を大きく設定することも出来るので、イザ、という時の節税威力は絶大です☆
会社防衛にも節税にもなりますので活用されてみてはいかがでしょうか?
と、いうことでゼイムオトコの節税シリーズもあっさりと最終回になるわけですが、他の分野ネタで復活するかもしれませんので乞うご期待!
連休中ですが、今日も頑張りましょう~
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